「この間小学生の子どもの体調が悪くて病院に行ったんですけど、3回も採血されてしまって・・・。もう、病院には行きたくないと言っているの・・・。」
「たしかに、注射や採血は痛いものだからなるべく1回で終わらせてあげたいよね。」
—名前の確認・手袋装着・採血項目確認・手順はたくさん参考書があるので割愛いたします(*- -)(*_ _)ペコリ—
駆血します。 そのあと血管に触れて血管の走行・怒張を確認します。
この時血管がよく出ている人はすぐに採血できると思いますが、はっきりわからない方もいますよね・・・そんな時は・・・
☆ とにかく血管への意識を集中(ほんとにコレ大事)して血管の怒張そして弾力を確認します。 ☆ 人によっては刺す部位の消毒を行うと血管がわかりやすくなる場合もあります。 ☆ それでも血管がわかりずらい時は、駆血したまま腕を採血台から降ろしてもらい、ぶらぶらゆらゆらと楽に動かしていただきます。 ☆ それでも血管がわからない方は一旦駆血を外します。温枕(タオルをお湯で温めたものorビニール袋にお湯を直接入れ、こぼれないようしっかり結んだもの)を用意し刺す部位を10分ほど温めます。 ☆ 常連の方で血管の出ない方には正中など、採血される場所辺りを、ホッカイロや温かい飲み物であたためていただくようお願いしています。 ☆ それでも血管がわかりずらい場合は、ベッドに寝てもらい、再び刺そうと思っている場所を温めて血管の怒張を待ちます。 ☆そして、最初の通り血管に意識を集中させて血管の怒張・弾力を指で感じとって下さい。
血管の出ない人に、解剖的に血管はここだよね・・・という、賢さだけでは太刀打ちできないことがあるのです。
いきなり刺すのでは無く、時間をかけて温めて弾力のある血管を見つけ出すことが、一回で終わらせる採血のコツです。意外と何も工夫せず何回も刺す看護師さん多い…気もする…。
少しの手間を加えるで忙しい業務の時間短縮にもつながり、患者さんの満足度にもつながります。
皆様♡大変な看護業務ですが、楽しく、そして患者さんにも幸せになるような看護師ライフを送っていきましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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