朝4時半から庭掃除を一生懸命仕事してたらフラッとして倒れてしまったよ・・・
朝が明るいと、早起きで働き者の方は外仕事したり、お散歩したり運動したり。とっても素敵なことなのに、救急車を呼ぶ羽目になることも多いですよね。そして、病院に来られた患者さんを対応するのはもちろん医療従事者!
まず看護師は病院に来られた患者さんの何に注意したらよいのでしょうか
①まずは問診 (調子が悪くなるまでの状況・食事や水分摂取状況・活動場所・活動時間・活動内容・どのような服装だったか・一緒に活動されていた方は普段と異なることは無かったか) (失神や立ちくらみ・頭痛の訴え・眩暈・口喝・吐き気・嘔吐・倦怠感・四肢や腹筋のこむら返り) (普段と比べて体調はどうだったか・睡眠状況・風邪を引いていないか・二日酔いではないか) (身長・体重・病歴 特に糖尿病・高血圧・心疾患・服薬中の薬・酒やたばこの習慣)
②それと同時にバイタルサイン測定 体温・脈泊数・血圧・呼吸回数・意識レベル・発汗の程度・行動の異常・訳のわからない発語はみられないか
皆様高齢と言いつつも、お元気な方が本当に多いです。
70代の女性の方がお家にいるのも退屈だからと工場の梱包作業のお仕事をしていたり、 80代の方が朝4時半から畑仕事を行ったり、朝5時から庭の花の手入れを行ったり、 充実した老後を送られている方も多いです。 もちろん生活のために日中林業や農業をされる方もいらっしゃいます。
そして中・高校生だって、働き盛りの方も
我を忘れて、一生懸命される方・・・本当に頭が下がる思いです・・・・・
頑張って毎日を送っている方!そこのあなた!
たくさん水分摂って下さい 休憩もしてください そして、上司や監督さん・先輩方。水分を摂るように声をかけてください 熱中症で倒れて運ばれてくる方が本当に多い!
ところで熱中症ガイドラインも2024年に見直しが入って Ⅰ度からⅢ度だったものがⅠ度からⅣ度へと変更になりました。
これまでⅢ度としてきた重症群の中に、さらに注意を要する「Ⅳ度」として、 積極的に冷やす事を含めた集学的治療を早急に開始することをうながしています。
Ⅳ度は深部体温を用います。が、しかし 表面体温だけでも迅速に対応するきっかけとなるような qⅣ度も併せて提唱してあります。
Ⅳ度 ・・・深部体温 40.0℃以上かつ GCS≦8
qⅣ度 ・・・【深部体温の測定不要】 表面体温 40.0℃以上(もしくは皮膚に明らかな熱感あり)かつ GCS ≦8(もしくは JCS ≧100)
Ⅰ度…めまい・立ちくらみ・生あくび・大量の汗・筋肉痛・こむら返り・意識障害無し 【通常は現場で対応・・・水分摂取摂取 電解質補給 身体を冷やす】 Ⅱ度… 頭痛・嘔吐・倦怠感・虚脱感・集中力や判断力の低下 【医療機関での診察が必要・十分な水分・電解質の補給:状況に応じて点滴投与】 Ⅲ度…以下の3つのうちいずれかを含む・中枢神経症状(意識障害JCS≧2、小脳症状、けいれん発作)・肝臓・腎臓障害(入院経過観察)・血液凝固異常(DIC診断) Ⅳ度…深部体温40.0度以上かつJCS≦8
脱水について、病院で注意することを書きました。変わったことも色々ありますよね・・・ 熱が出ていたら、感染症等の可能性も考えながら患者さんをみないといけませんよね。また、今後書いていきたいと思います。 皆様、楽しく少しずつグレードアップして看護師ライフ送りましょ♡(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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